作物づくりにおいて地上部と地下部は写し鏡だといわれており、
地上部の生育が悪いと地下部の生育は悪いというように、
根の発根をどのように促すかで
作物づくりが大きく変わるのです。
根は、植物の土台になります。地上部が立派でも、根がしっかりと支えられなければ、台風や、豪雨等の気候の変動に対応できません。
※倒れかけているスイートコーンの写真
※上:根の表面にある根毛の様子。
※下:根毛が少ない根の拡大写真。
(倍率は上写真よりも拡大したが上のような物は見受けられなかった)
根には、土壌中の養分を吸収したり水分を吸収する役割があります。特に養分を吸収するといわれるのは、根の表面にある根毛と呼ばれる小さな根です。
土の中には養分が豊富にありますが、その多くがすぐには吸収できない形で眠っていて、いわば埋蔵金のような状態で存在しています。その土の中の宝物を発掘し輝かせるには、植物自身で養分を吸収できるような形に変換することが必要です。その中でも特に「根の働き」が重要になってきます。
根が多い方がもちろん良いのですが、発根を促す成分で、半ば強制的に「直根を伸ばす」ということは、実は植物の体力を消耗し、根を出すことを優先するため植物が疲弊するリスクもあります。また使用する発根を促す成分が直根を多く出す成分であった場合は、細根に比べ養分吸収効率が悪い根が多くなることも。
※直根の主な役割は窒素や水分を多く吸収してくれるので悪いわけではありません。
つまり状況に合わせた。発根を考える必要性がある
この根毛は、短命といわれているため、数日で写真❶のように無くなる事も多いのが特徴です。養分の吸収には常に発根を促す事が良いのですが、長く太い根を生やすよりも、細かな根を数多く増やす方が土との接する面積(表面積)が拡大するので、効率よく吸収することができます。また、細根が多い根の先を成長させ続けることも重要です。
植物の根を観察をすると「長い根」と「細かな根」があり、さらに根を拡大して観察すると、目では見えない細かい毛のようなものを見つけることが出来ます。
発根促進としてよく耳にするリン酸やカリ、亜リン酸。
細根の発根に有効な成分について解説します。
成長点や根に作用する成分として「リン酸」や「カリ」が良い、といわれています。ただしそれらを施用しても、例えばリン酸は土の中には多く残っていますよね。実際のところ、施用してもほとんどは有効活用されていない状態になっています。
リン酸のより効率の良い成分として「亜リン酸」が有名です。確かに吸収は良いので効果は良いのですが、細根よりも直根が増える効果の方が大きいです。
細根を伸ばすといわれている成分では、アミノ酸の種類である「メチオニン」があります。細根は発根しますが、使用量や頻度等を増加しすぎるとメチオニンはエチレンなどのガスになるので濃度障害も出るため施用に対してリスクがあったり、肥料成分なども含まれる事があるため組み合わせに難があったりします。
最近では根を発根させて収益性を増加したいというので肥料成分をほとんど含まない微生物資材等が最近では注目を集め、使用している農家さんも多いのですが、土壌に有用菌が入っても、土全体のうちのほんの0.0x%入れることで大きな変化がでるか?といわれると菌体数や活性度、同時に施用する有機原料など様々な条件を揃えて初めて効果を発揮するため、多くの農家さんは微生物資材の効果を実感できないなどの声が多いのも事実です。
「LaPlaS」の主成分LPSは正式名をリポポサッカロイド(糖脂質)と言います。この成分は、特定の菌を培養することで生まれる、微生物由来の成分です。このLPSが農業利用されることで、 植物免疫UPや植物の生長を促進する効果が期待できます。左右の根を比較してみると、LaPlaSを散布した作物の根は細かな根が多く増えているのが分かります。
明治大学とメーカーの共同研究結果から、土壌の栄養状態が貧しくても、LPSを含んだLaPlaSを散布することで植物体地上部乾重量の増加、主根が伸びることが判明しました。また通常条件の「水のみ散布の区画」の乾重量とが同程度であったことから、資材の施肥が化学肥料の施肥効率改善に対して有効であることが示されました。
シロイヌナズナ野⽣型株Columbia-0 を⽤い、MS 培地で試験した。MS 培地の強度としては、1/2(通常条件)と1/10(貧栄養条件)を設定した。微⽣物資材としては、PNSBを主要構成細菌とするワタナベ菌培養液(ワタナベ産業)を⽤い、1,000倍希釈で添加した。なお、資材由来の無機成分は培地中無機元素濃度に⼤きく寄与しないことはあらかじめ確認した (Na, Cl を除きMS 培地原液の1%以下の濃度)。施肥区画はMS 培地を共通組成として、無添加区画 (0), 資材添加区画(+W)とした。植物体は10または20⽇後、主根の⻑さを測定した後に収穫し、元素濃度を測定した。
大学とメーカーの共同研究結果から、土壌の栄養状態が貧しくても、微生物を含んだ状態のLPSを散布することで植物体地上部乾重量の増加、主根が伸長すると判明しました。また通常条件の「水のみ散布の区画」の乾重量とが同程度であったことから、資材の施肥が化学肥料の施肥効率改善に対して有効であることが示されました。
2022冬にお客様ご協力の元ラプラスの潅水利用有り無しで圃場試験をして頂き、
その後の土壌診断結果を以下に記載いたします
土壌中の集積した養分をラプラスを使用することによって植物が吸ったことによって数値がさがったことがわかる。
ラプラスと○○を株元灌水してからトマトの葉っぱなどの色が緑が濃くなり、ラプラスと○○を株元灌水してない棟と比べると明らかにトマトが元気になったと感じました。今はかいよう病が出てないです。あとトマトですがラプラスと○○を株元灌水した棟はトマトが大きくキレイになったのでビックリしました!資材でこんなに変わるのかと驚きました。本当にありがとうございました。来年のトマト栽培では全棟にラプラス、○○を使いたいと思いました。(Wさん)
お陰さまで春作のフルーツトマト&大玉トマト、リーフエナジー&ラプラス液等の効果なのか最後まで味が良く、実付きも良かったと思います。ありがとうございました!(Nさん)
今年は、トマトのソバージュ栽培で、○○とラプラスを使わせてもらって、上の段のトマトも味がのって、収量も上がってイベントでも3日間完売でした!もう準備があるので台風あとで無理に復活させずおしまいにしたのですが、トマトないですか?ってまだお声かけ頂いてます。ありがたい!ここからは、落花生やさつまいも、生姜です。まだまだ稲作の無農薬での草対策が上手くいかないので、作業時間とか体力とかそこに大きく影響出てるって感じです。最近は実家の父もたまに行かせてもらってるみたいで笑母がホンマにキュウリにうどんこが出ないわーって喜んでました!(Tさん)
○○だけのせいではないと思いますが、井澤さんに組んでもらった施肥設計の畑だけめっちゃ調子いいです!【ラプラス定期葉面散布利用者】この気候もあり、地域で1番キレイなネギなんじゃなんかと思います‼︎嬉しかったので報告でした‼︎笑(Sさん)
体感ですが、落花生収量1.5倍くらいあります。ありがとうございます。ヤバいですw。一株ずつ測って見ても、1.3から多いやつやと2倍ありましたw。半もこの差を守っていきたいところです。ちなみに、このデータは相収量なので面積割してないので反収にしたら、他より2トンほど差をつけてダントツトップなってます(笑)
もうなんだか最高の収量で嬉しくなります。農協に出荷しているので2Lが6割の規制、M級以下1割を出荷しなければいけないという出荷規制があります。M級以下とはようはお金にならい等級ですが、M級以下が毎回ないので嬉しい苦労しています。ラプラス、リーフエナジーの使い方を試行錯誤している段階ですが根が大事という事が良くわかりました。とにかく収量最高です。(Kさん)
皆さまから
多く寄せられるご質問をまとめました。
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お気軽にお問い合わせくださいませ。
肥料成分が入っていますか?
入っていません。微量要素が入っていますか?
入っていません。葉面が良いか、潅注が良いか、どちらですか?
おすすめは潅注ですが、作物により変わるのでご相談ください。肥料と混ぜて良いですか?
混用可能です。殺菌剤・農薬と混ぜて良いですか?
混用可能です。調合後、速やかに散布してください。個別相談まではという目の前の悩みの解決を複数人同時で行います。他の人の悩みの解決が実はあなたの解決手段になるかもしれません。
無料土づくり9割セミナーに参加していただき、井澤商店の情報の品質を確認の上ご興味あれば設定をさせて頂いております。
施肥設計や、問題原因の究明を目的とした個別での対応。資材のご購入額 5万円以上の場合は個別相談に関しての個別料金の方が発生しません。
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LaPlaSの効果的な使い方を知ることで、120%活用していただくことができます。
コミュニケーションをとりながら向上心のある農業経営者様限定。